2012年6月21日木曜日

河野英太郎『99%の人がしていない たった1%の仕事のコツ』ディスカバー21、2012年。


日本アイビーエムの現役社員さんがまとめた「仕事のコツ」。
仕事のコツといっても、特別な内容というわけではなく、ちょっとしたことやったほうがいいことの中でも費用対効果に優れ、いわゆる「できる人」がやっているだろうことを、具体的に行動レベルで説明している仕事ノウハウ本。
おそらくコンセプトとしては「今やっている仕事をもっと効率よく、もっと効果的に進める」ための内容をまとめたのだろうけれども、この内容ならば社会人経験の浅い学生さんや若手のサラリーマンが読んでも役に立ちそうな内容となっている。

以下、読書中にTweetしたメモです。このレベルにまで噛み砕いて「コツ」をまとめている本です。明日から活かせるコツ満載です。


■以下Tweetした内容。

報連相。自信があるようにふるまう。「森→木→枝葉」順で説明する、開始と間のセリフを決めておく。3分間報連相。言葉をチューニング。情報レベルを揃える。×とりあえず→○まず(そして「次に」)。完成した仕事を追求。

会議。時間1/2×参加者1/2×頻度1/2=1/8の法則。目的とゴール・ブレストor評定の明確化・共有。予定前に終わる。根回し。席順(対決or交流)。まず要点。ボードに書く。アクションその場、議事録その日。

メール。件名を具体的に書く。一人称は私。まず結論を書く(アンチ・クライマックス法)。7つまで。見開き完成させる。すぐに返信する。とにかく単刀直入に切り込む。

文書作成。パターンを増やすために多くの資料を見て分析。KISSの法則「Keep It Short & Simple」。要点は3点にまとめる。共通の言葉・表現を使う。空白3:文字7.色の使い分け。紙は保管しない。

コミュニケーション。多くの人とすれ違う、オフィスの真ん中を歩く、名前やプロフィールを覚える。話をかぶせない、オウム返し・確認・まとめで切り込む。ポジティブワードを使う。摩擦を恐れない。電通「鬼十則」。

時間。他人の時間を無駄にしない、タスクの仕分け、本分に注力。優先順位(家族)。圧倒的なスピードで「すぐやる」。一つの行動に二つ以上の意味を意識的に持たせる。朝型で集中できる時間を作る。

チームワーク。人には動いていただく。特性を活かす。依頼の背景、目的、期限を明確に。チーム発展のステップHoneymoon,Hostility,Humor,Home。任せきる。敗北宣言の「あいつ使えない」。

目標達成。限界を作らない。組織の常識を疑う。Nothing is too late to start.やりたくなったときが必要な時。他人と比べない。メモは行動キーワードのみ。基本に忠実。やれることしかできない。