2022年4月3日日曜日

トーベン・クールマン著、金原瑞人訳『アインシュタイン -時をかけるネズミの大冒険』ブロンズ新社、2021年。

  図書館で手を取ったシリーズ。装丁が素敵な大判絵本です。絵本なのに「アインシュタイン」というわくわく感で手に取った一冊。これは読んでよかった。シリーズ読んでみたくなった一冊。

 「Back to the Future」という映画があります。本著はそれにも似たネズミ版。チーズフェアに参加し損ねたネズミが、時を戻したい一心で「時間」について考えに考え、相対性理論に出会いタイムマシンを作ってしまう、という物語。

 時を遡るために思索を巡らせている過程で「相対性理論」に触れ、かの有名な「時間の流れる速さは、だれがどこで観測するかによってちがうらしい」という一節にまとめています。かわいらしいネズミが、難解な理論を平易な言葉とイラストで説明してくる、なんという衝撃。期待を大きく超えてやってきた感動と感心とで、休日の昼下がりが超満足な「時間」となりました。私にとってはものすご~く充実した時間でしたが、みなさまにとっての今日の昼下がりはいかがだったでしょうか??これも、相対性、ですね。