2019年6月2日日曜日

長尾彰『宇宙兄弟「完璧なリーダー」は、もういらない』学研プラス、2018年。

・ご縁ある方が上梓されたので、確認読書しました。
・グループファシリテーションとチームビルディングの現場からの豊富な事例と、漫画『宇宙兄弟』の引用とで、「リーダーシップ」像を浮き彫りにしており、内容がイメージしやすく、大変読みやすい本である。
・リーダーとは「生き方や働き方のハンドルを自分で握っている人のこと」と定義しており、「それは、あなたがすでにもっているもの」「『発揮するか、しないか』の違いでしかない」「他者だけでなく、自分に対しても発揮されるもの」とする。
・著者のファシリーテーターとしての経験と、そこで見聞きし、出会った人たちから「シェイク」されたことを、率直に素直に表現している定義であると思われる。
・相手に興味をもち、よく観察すること、コミュニケーション量を増やすこと。「タックマンモデル」を意識する、チームビルディングなど、具体的な行動レベルでの助言も多く表されている。チームで仕事をするすべての人に勧められる一冊。
・2019年のGW浜松市に帰省した時、地元の本屋さんで平積みになっていました。