2015年4月29日水曜日

嫉妬

「嫉妬」
・自分よりすぐれた者をねたみそねむこと。
・自分の愛する者の愛情が他に向くのをうらみ憎むこと。また、その感情。りんき。やきもち。

 完敗である。人並みに嫉妬している自分に気づく。三月にも似たような感覚があったと記憶している。いろんな背景や予測が脳裏に浮かぶと、それらを制御できなくなっている自分がいることに気づく。過程でありながら、結果となって表れている様子は、揺るぎないものとして私の目の前に立ちはだかっている。
 整理をつけたはずのことが、ちょっとしたきっかけにより整理の枠をはみ出して自分を困らせる。焦らせる。「そうはいかないぞ」と頭では思っていても、身体は素直に反応してしまう。
 せめてもの救いは、その対象が自分にとって苦手であったり嫌な存在ではないということである。だからこそ嫉妬するのかもしれないが、だからこそ安心してゆらぐことができるのかもしれない。