2014年4月3日木曜日

こうの史代『ぼおるぺん古事記一 天の巻』平凡社、2012年。

以前にも一度レビューしましたが、2巻、3巻を購入したので再度読んでみました。
古事記というと、私のような若造にはやはり敷居の高いものと感じてしまうのですが、漫画になっていることもあり大変親しみやすいものでした。とっつきやすさもさることながら、物語も「神様の生活」ともいえるでしょうか。喜怒哀楽に基づき、いろんなものに神様が宿っていることを様々な箇所から読みとることができ、神道(なのか?)の基盤ともいえる人格化した神様、そして八百万の神といったことが、これでもかこれでもかと見えてくる一冊だと思います。