2024年6月29日土曜日

アレックス・シアラー著、金原瑞人訳『世界でたったひとりの子』竹書房、2005年。

  子どもが生まれること、それ自体が大変希少な出来事となった世界二生きる子どもタリンの視点で描かれる物語。PP(永遠の子ども)手術が一般化しており、老化を止めることができる世界では、「子ども」が大変重宝がられている。

 「僕は大人になりたいんだ!」と守られた環境から抜け出て、希少であることを捨てて、自分を生ききる選択をするタリンの物語。