2017年1月22日日曜日

マティーニの研究

年始に帰省していたときに父親からの一言。
「毎日晩酌すればいいじゃないか」
何気ない一言だったのですが、カクテル熱が再燃するきっかけになってしまいました。
そこで、所沢へ帰ってきてドライベルモット(Noilly Prat Dry)を買い、マティーニを作ってみる。
・ジン 3/4
・ドライベルモット 1/4
・ステア
「カクテルの王様」と呼ばれており、バーへ行くと何となく雰囲気でオーダーしてしまうのだが、あんまりおいしくない。あるバーテンダーさんにそのことを聞いたら「それは永遠の課題だ」と万能な答えが返ってきたことがある。
マティーニの味をどう表現するか。これは結構難しいのだけれども、「甘くもすっきりもしていない、独特の香りが鼻を刺してくる」飲み物である。ジンの香りとベルモットの香りは、それぞれ原料となる植物の(強い)香りなのだけれども、それらが「調和」しているマティーニがきっとおいしいマティーニなのだろうと思う。
それで調べてみると、
・ベルモットの比率を下げると「ドライマティーニ」
・ベルモットをスイート系のものにすると「スイートマティーニ」
・ベルモットをドライとスイート半々にすると「ミディアムマティーニ」
・ベースをウォッカにしてオニオンを添えると「ウォッカマティーニ」
・ジン、ウォッカ、リレを材料にシェイクすると「ヴェスパー Vesper」
と、マティーニには様々な種類があることがわかる。

シンプルなレシピだからこそ、アレンジの幅もあり、バーテンダーさんが腕を振るっているのだろうと思うところである。
色々作って試したけれども、今のところ私としては、マティーニのおいしさは材料の「調和」度合いで測られるのだという仮説に立つに至る。

私の好みは「ベルモット少な目」、ドライマティーニなのだろうと思うこの頃である。