2014年6月22日日曜日

雲をつかむような・・・

どの職場にも「忘れられないだろう」体験がある。
いわゆる「いい」体験もあるが、時に消化不良だったり、頭をぶん殴られたようなショックのある体験もある。今回の話題はまた新しい感覚に陥った一生ものの体験。

結局「よくわからなかった」んです。
何を考えているのか、何を目指しているのか、どう思っていたのか。
クレームのようなショッキングな経験もあり、思いだけで突っ走っていく人を止められなかったことはたくさんあるのだけれども、今回の場合は何度話をしても本音が見えず、本音があるのかさえもわからなかった、そもそも何を言っているのかわからなかった、そんなやりとりをほぼ一年継続した果ての出来事でした。

なので、ショックを受けたのかというとそうでもないし、嫌な思いをしたのかというとまたこれも違う、だからといって新鮮だったのかといえば初体験ではあるけれどもそこに新鮮味というものはなかっただろうし、やりとりをしていて何か手ごたえがあったかというとそういったものがほぼ皆無だったことが唯一の気づきでした。
のれんに腕押し、ぬかにくぎ、雲をつかむような感じなのか、合気道できれいに併せ技をかけられて何だかよくわからないうちに身体を浮かされている感じに近いけどピタリとこない。このもやもや感というか手ごたえのなさに驚くのではなくショックでもなくただただ呆然とさせられた感じです。

結局、自分の前からは去ってしまったわけだけれども、最後の最後まで話は通じた感じがなかったのが何ともいえない気持ちにさせられる一因でした。
放っておいてもおそらく忘れない経験だけれども、それでも備忘録兼ねてメモ書きでした。