2009年7月20日月曜日

結論は急ぐ必要なし

違和感がある、ということについて。

違和感があったとしても、何らかの結論を出して先へ進む必要というのは、仕事をしていると自然と存在する状況であることはわかる。

「違和感」というのは、論理的には説明できなくても、なんとなく、こう、第六感が働くような「?」といった感覚である。

その感覚がある中で出した結論というのは、具体的な事実や論理的な説明によって根拠づけられるものではなく、違和感が違和感でなくなる、または大きな違和感が小さくなっていく過程において、その結論に至る前提が崩れていくことを意味する。

朝令暮改。

東京での仕事もそうだし、これまでは他ならぬ自分自身が捕らわれていたことであるけれども、「朝令暮改」=「優柔不断」と捉える風潮はあるように思う。

刻一刻と変化する状況に対応するためには、朝言ったことだって、変化を掴めば夕方にそれを変えることは、優柔不断なんかではなく、よりよい方針を打ち立てるために、必要なことであると考えられる。

その意味では「とりあえずの結論」によって、新たな情報を手に入れ、状況の変化を見つつ変更を加えたり、抜本的な見直しを図ったりと、そういったいわば自分自身とのやりとりが不可欠になるのだと思う。

そもそも、こんなことを考えたのは、先日後輩君と飲んだときに「実は・・・」的な話をいくつも聞いて、Iyokiyeha自身が改めて自らの立ち居振る舞いを考えないといけないのかなと、経験を振り返って思い至ったことによる。

「かくあるべし」は、とりあえず。

違和感、は真実をつかむ鍵。

どちらも肝に銘じておきたいと思った。