2016年3月11日金曜日

ガラケーと考える時間

iPhoneから3G携帯に乗り換えて1年と少し経った。当初から「だいじょうぶだろう」と考えた末の契約変更であったが、やはり大丈夫であった。携帯電話のE-mailアドレスも使わないようにしてしまったため、おそらく友人・知人の数人には迷惑をかけているものと思われるが、本当に必要であれば何らかの形で連絡できているだろう、と推測する。
スマートフォンを手放して最も変化したことは何かと考えてみる。私の場合は、(1)AudioBookを使う時間が増えた。(2)考える時間が増えた。(3)雑誌に目を通す時間が増えた。といったところだろうか。
先日、友人と話していたときに、こんな話題があった。「これ(スマートフォン)って、Pullの情報ツールだと思っていたのだけど、使ってみると結局Pushなんだよね。」
なるほど、と思う。私が直感的に「スマホに使われている」と感じていたことは、この発言に集約されているのだろう。

個人的なことをまとめればこうなる。
スマートフォンは便利、とても便利で、シームレスに仕事や活動ができる。ただし、能動的に使いこなさないとスマートフォンを通してやってくる膨大な情報に飲み込まれ、飲み込まれていることにも気づけなくなる。
東京勤務時代の自分がそうだったのだと思う。今はどうか?確かに自分に入ってくる情報量は激減したと思う。ただ、既存のまとまったメディアを通して良質な情報を得て、それに思いを巡らせて考える時間が増えたといえるだろう。
少なくとも、私には「合った」ツールの使い方なのだろう。