2010年1月10日日曜日

村上たかし『星守る犬』双葉社、2009年。

2009年、すごく売れた漫画です。
私の手元にあるものも、出版から1ヶ月で「第7刷」となっています。
漫画なので内容紹介は伏せますが、「おとうさん」と「ハッピー」の心通ったやりとりで語られるお話です。
ごくごく普通な中年男性のささやかな「幸せ」が、短いお話の中で見事に描かれており、「泣ける」「泣ける」と予告されていたにも関わらず、つい「ホロリ」となりました。

Iyokiyehaは、犬が関わる感動モノに非常に弱いのですが、この漫画はどうしようどうしようと思って半年、ようやく書店で手にした漫画でした。
雑誌連載中から話題となっており、出版と同時に一気に売れたようなので、素直に手が出せない自分がいました。
(大学院生の頃、空港のロビーで叫んでしまった、某小説でがっくりきてからのIyokiyehaの行動です・・・)

漫画の存在も、Podcastで購聴(?)している「新刊jp」で紹介された夏には知っていたのですが、年末に再度紹介されたことと、たまたま入った志木市の書店で見かけてしまったなどの偶然が重なり、購入に至りました。
http://www.sinkan.jp/top/index.html
(Web:新刊jp)

Iyokiyehaの犬系の話題としては、「ハチ公物語」の漫画(今も売ってるのか?)で幼心に何度も泣いたことに短を発し、「マリと3匹の子犬たち(だったっけ?映画は見ていない)」の映画予告で涙をこぼして泣けてしまった(確か『ALWAYS3丁目の夕日 2』を観にいった時だったような・・・)など、話題が尽きないのですが、そんな自分の傾向も知っているため、更に遠のき・・・ってな感じでした。
今回、また「やっちまった」わけですが、Amazonやmixiでレビューされているような、社会的な主張も読み取れますが、それをうんぬん言うよりはもっと感情的に味わったらいいお話のように思います。
また、題名の「星守る犬」にも深い意味があるのですが、それは漫画の中でお読みください。Iyokiyehaも「星守る犬」ですし、周囲の人からもそう思われていると思います。
最近、あんまり感動していない人、軽くいい話に触れたい人、犬好きな人におすすめです。

おすすめ度:★★★★☆(感動したい人、犬好きな人におすすめ)