まぁ、好みの違いによるところが大きいとは思うのだけれども、他人がいる場で自分の音を出したい人が、多いような気がする。喫茶店だけでなく、広く飲食店など。Wi-Fiが使えるお店が増えたこともあるだろうし、電車の中でも動画を観ている人も多い。観ること自体は、多分嗜好と世代の違いもあるから、文句は言わないことにしているけれども、イヤホン使ってよ、と思うことも少なくない。自分の嗜好の音を出すことには、そんなに抵抗感がないのだろうか、とも疑問に思う。
個人的には、自分の耳をジャックされた感があるので、不快感はある。たばこの副流煙と同じくらい不快に思うこともある。願わくは、公衆の場や食事中に「私に」聞こえるようにスピーカーから音を発しないでほしいのだが、科学的な身体的損傷がないことを理由に、禁止に振り切ることはないだろう。となると、意識的に「聞こえない」状態になることが、自衛の手段になるわけだけれども、これには訓練とコツが要る。うまくハマると、そういう場にいても平常心を保つことができるのだけれども、ちょっと調子が悪いと、この状態に入らず、やはりイライラしてしまう。私にとってはすでに健康被害だとは思うのだが、まぁ、これは自衛の範囲として、耳トレに取り組もうと思う。自分にとって楽しいことでも、周囲の人が不快に感じることは、やっぱりやっちゃいかんのだと思う。自らの行動の影響を意識しつつ、自衛がうまくなるように、平常心をよりバランスよく保てるようになりたいものだ。