Iyokiyehaの日記
日々起こること、考えること、読んだ本のことを、自由に書いています。
2025年5月24日土曜日
もっとシンプルでいい。もっと現実から受けるものを大切に。
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毎年この時期に歳をとるので、目標を微調整したり、ちょっと振り返ったりするわけです。 ここのところ、毎年職場環境が変わるため、あまり奇をてらったことは考えておらず、成り行きでどうするか考える、ということを繰り返しているわけですが、一方で自分の能力について考えさせられる機会も多く...
2025年5月11日日曜日
木澤千『雪の朝の約束』文芸社、2021年、Kindle版。
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これは、おそらくノンフィクションだろう。事実は小説より奇なり。木澤氏の生活には、家族との深い愛情と、それをきちんと守ってきた跡が感じられる。 早逝された父親の最後となった一言「頼んだぞ、約束だ」という一言、そして母親からの「二人を頼むね」と、おそらくこの時には何気ない一言だっ...
営みの総和は、言語表現の総和に非ず。
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そういえば、以前から「人の生活は煙のようなもの。制度は箱みたいなもの。」という表現でもって、対人支援の文脈における支援制度はそれをいくら足し算していったとしても、クライアントの生活の総和を満たすことはない、と言ってきた自分に気づいた。このことが、「言語表現によって、その伝えたい...
木下勝寿『チームX -ストーリーで学ぶ1年で実績を13倍にしたチームのつくり方』ダイヤモンド社、2023年、Audobook版。
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ストーリーという言葉で挑戦してみた一冊。ビジネス小説みたいなものをイメージしていたが、「事実は小説より奇なり」と言わんばかり、実話ストーリーでした。おそらく、著者がこの渦中にいる頃は、次から次へとやってくる課題難題に誠実に大胆に向き合って、悩んで切り抜けてきたからこそ生まれたス...
2025年5月3日土曜日
大地の恵みと植物間のコミュニケーション
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狭いながらも庭のある我が家にとって、この時期は複雑な気持ちになる。いわゆる「雑草」だ。むしってもむしっても、そんな私をあざ笑うかのように、毎日毎日株数を増やしている。昨日むしったエリアに、翌日新芽が生えているのを見ると、感心するとともに、途方にくれてしまう。雨上がりなど「人は無...
山本弘『詩羽のいる街』角川書店、2012年、Kindle版。
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まずは合掌。ご冥福をお祈り申し上げます。 山本弘氏の小説は、読み始めまで時間がかかるのですが、読み始めると一気に読んでしまう。Iyokiyehaに響くフレーズが随所にあって、人と人とが「よく」関わりあう理想的な社会の一片を垣間見る感覚がじんわりと体に浸み込んでくるような、そん...
2025年4月20日日曜日
河谷禎昌著『最後の頭取 -北海道拓殖銀行破綻20年後の真実』ダイヤモンド社、2019年。
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人生の意味は、本人がどう感じてどう社会に位置づくのかを、いかに語るかによって、そこまでやって初めて、他人の評価の対象となる。 当時、中学生~高校生だった自分は、北海道拓殖銀行の破綻について「テレビでやっていたな」というくらいしか覚えておらず、正直なところ自分には関係のない出来...
2025年4月19日土曜日
最近思うこと びっくり朝活
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週末のトレーニングは、もう10年弱になる。最近は身体のこと(要は加齢ってやつです)も考えて、5km以上のジョグは週1~2回、ぶら下がりは中1日以上、木剣は毎日だけど重いものは週末だけ、という身体を気遣ったゆるいルールを適当に定めて汗をかくようにしている。これはこれでいいのですが...
志駕晃『スマホを落としただけなのに 戦慄するメガロポリス』宝島社、Audiobook版。
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『スマホを落としただけなのに』『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』の続編。シリーズ第3作。内容はさらに大きく、東京五輪や朝鮮半島との関係など、国際的なスケースに物語は展開していく。さすがにここまでくると、小説としては面白いのだけれども、1作目に感じた「気持ち悪い・怖い...
志駕晃『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』宝島社文庫、Audiobook版。
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先日感想をアップした『スマホを落としただけなのに』の続編。第一作がウライの人となりの描写をこれでもかこれでもかと畳みかけるようで、気持ち悪いやら怖いやら、帰宅時の夜道にはあまりそぐわない内容だったのですが、この第一作に負けず劣らずの怖さがありました。テーマが個々人から対組織へと...
2025年4月5日土曜日
SNSって何だろうなって思う
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いろいろなアプリを使ってみて、結局IyokiyehaはLINEとFacebookしかアカウントを残していないのだけれども、動画広告なんかで流れてくるSNSってたくさんあるんだな、と思う。アンケートに答えていて「普段使っているアプリを教えてください」なんて質問に、選択肢として並ん...
2025年3月22日土曜日
Audiobookを中心に、最近聞いたり読んだりしたもの
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○池田晶子『14歳の君へ -どう考えどう生きるか』毎日新聞出版、2006年。 ○セルバンテス著、牛島信明訳『ドン・キホーテ(前編1)』岩波書店、Audiobook版。 ○アレクサンドル・デュマ著、山内義雄訳『モンテ・クリスト伯〈1〉~〈2〉』岩波書店、Audiobook版。 ○佐...
志駕晃『スマホを落としただけなのに』宝島社文庫、Audiobook版。
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映画化もされていたと記憶していますが、現代版ホラー小説として、すごい。身近なツールがこんな風に乗っ取られ(る可能性があっ)て強請られるんだな、と、そこは素直に怖かった。シリアルキラーの行動も不気味で怖いし、終盤のどんでん返し(というか「えーっ」と思わせられる種明かし、が更に気...
辻村深月『かがみの孤城』ポプラ社、2017年、Kindle版。
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中学性が抱える悩みや、論理的には矛盾しているように見える感情の描写が、これでもかと明確に伝わってくる小説。 中学生になってから、クラスメートから受けた過剰な働きかけがきっかけで不登校になってしまったこころ。突然輝きだした自宅の鏡に手を伸ばすと・・・そこには現実離れした城、そ...
岸見一郎『アドラー 人生を生き抜く心理学』NHK出版、Audiobook版
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アドラー心理学って「嫌われる勇気」が、もう10年くらい前に流行った時に知って、ベストセラーを読んだ程度で、身につけるまで読み込んでいない状態が続いているのだけれども、「原因ではなく、目的に着目する」姿勢は、援助業務の中でも使うことがある。原因思考でどうしようもないとき、一般的...
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