悪意を感じられる、というのはただの敏感さんなのかもしれないけれども、思い切ってgifted的なIyokiyehaのちょっと特異な能力として位置付けてみる。今まで人にはあまり言わなかったけれども、前回投稿のような「悪意」や、嘘や騙そうとする意志とか、一見もっともらしいことを言っているけれどもその実は自分の欲を満たそうとすることだったり、そういう感情を感覚レベルで感じられる(≠読み解ける)のは、ある程度自分の能力なのかもしれないなと思う。対面であれば、スクリーニング6割、相談後8割くらいで自分の感覚の裏付けがとれるような気がしているし、どことなく自分もその感覚に頼っているように思う。まぁ、感覚に頼って長いことやってきたから、その説明を求められると冗長になりがちなんですが。
ということを前提に置き換えて、最近の傾向を考えてみると、1つは、安っぽい感情がむき出しになって世の中に氾濫している、2つは、人のことを心配している言動を盾に、自分の欲を何とか達成しようと嘘をつくのも厭わない人が増えている、3つは、何かをきっかけに目の前の人への態度が変わってしまうことに疑問をもたない人がいる、あたりだろうか。これまでにいろいろぼやいてきたこととも、大体一致する。
今のところは完全に主観ですが、ポイ活のためのやむを得ない動画広告とか見えると、違和感のあるものが結構ある。演技の良しあしも大きいのだと思うが、発している言葉と表情の間にある隙間が感じられると、Web上の情報にはそういう感情があふれているように思う。その点テレビの方がマシな感じが、少し前までにはあったが、バラエティなんかを中心にほころびが出てきているように感じられる。このあたり、ドラマやノンフィクション番組なんかがまだマシか。俳優さんの活躍はまだまだプロ意識を感じる。
2つ目のことは、上記と関連するのだけれども、身近な対面でも言っていることと欲求との差が大きい人が多い。これを感じてしまうと、気を遣わざわるを得ないのでとても疲労する。こういうのって、多分普段仕入れている情報が蓄積してその人の言動に反映されているのだろうな、と思う。と、ここまでくると、ウチの身内も動画視聴に割く時間が長いので、心配といえば心配である。
で、こういうことを気にしつつも、こちらの筋を説明してやりとりを重ねることによって、不満がたまる結果なのか、主張や苦情としてそれが出てくるときには、明確な本質を突くものではなく、なぜか矛先が目の前に向いてしまうというもの。もともとは何かを守ろうとしていたはずなので、いつのまにか「おれ」「自分」になってしまう。あれあれ、達成したいことはなんですか?あなたの欲求がむき出しになっていませんか?それは私には関係ないことなのに、なんで痛めつけられようとしているのかな?と、なんか逸れていく感覚があるんだよね。
そういうことをひっくるめて、感じとれてしまうことを「悪意」として考えてみる。何かいいいなしかた、かわし方が見つかるといいんだけどね。