2026年1月24日土曜日

大橋禅太郎『すごい会議-短期間で会社が劇的に変わる!』大和書房、2005年。

 意外にも長年書棚に入ってきた書籍で、読んでみてもっと早く読んでおけばよかったと思う本だった。というか、会議のやり方に関しては、いろんな知見を取り入れてこれまで対応してきたつもりで、そんなに困っていなかったから後回しになっていたのだろう、というところに決着した。当時、評判のよい本で、その後もたびたび何かのメディアで目にしてきたが、これは面白い。小説(著者の経験?)と理論とを融合させた一冊です。楽しく学べる良書でした。
 内容は以下のことを愚直に、議論が尽くされるまで、繰り返し行うというもの。
(目次より)
・会議の目的を確認する。
・紙に書いてから発表すること。
・いま達成できていることを考える。
・時間厳守は自分たちで実行する。
・問題を「どのようにすれば」に置き換える。
・見えない問題を言ってみる。
 これらの項目の中には、手法というよりも心構えに近いものもあるが、例えば2つ目「紙に書いてから発表すること」なんてのは、今すぐにでも取り入れることができる。そんな速攻性のあるものから、理論を通じて会議そのもののデザインが変わっていくようなものまで、具体例(経験?)を交えて、理由までよくわかるように示されている。
 さらりと読み飛ばせば「そんなの知ってるよ」という内容もあるのだが、経験談を交えて理由が添えられると、こんなに「試してみよう」となるのだな、と思いました。検討事項がある会議、ディスカッションが求められる時、意見が飛び合う会議になったとき、こういう会議デザインを知っておくと、議論を前向きに進めるための方向付けができるかもしれない。