伊藤絵美『認知療法・認知行動療法カウンセリング初級ワークショップ』星和書店、2005年。
読書メモ(1)
1)双方向的なコミュニケーション(適度に聞き、反応することによって発生する)により、クライアントのデータを引き出す。
・具体的なデータはクライアントの記憶にしかない
2)データを元にアセスメントする
・基本モデル(出来事を以下のモデルでとらえる)
身体
環 → 思考 気分
境 ← 認知 感情
行動
・エビデンスを示す
3)認知行動療法カウンセリング(CBT)とは
1:自分の現状や自分の抱える症状をよりよく理解する(悪循環の確認:アセスメント)
2:それらについて、自分で対処できるようになるための考え方やスキルを、自分自身が学ぶ(コーピング:心理教育)
-この過程で“ストレスのもとになる状況、気分・感情、身体反応は「起きたら意図的なコントロールが難しい」ことを理解する。それにより、自分で選択したり、工夫したりできる認知や行動に注目し、工夫を検討できるようになる。「自分でできるようになる」のがゴールといえる。
4)各セッションは構造化する
・同意に基づく
・ホームワークは重要
・最終的にはクライアントが配分を学べるようにする
(フリートークというアジェンダもあり)