2025年9月7日日曜日

悪意再考

人の悪意は避けがたいということは、先に考えた通り。そもそも「やっつけてやろう」という気持ちで向かってくる人に対して、説得を試みたり、何かを説明して分かってもらおうとすることは、ほぼ徒労に終わるのだと、Iyokiyehaさんは最近あきらめに近い学びを得た。動機や目的は特定し難いけれども、たとえ事の発端が「何かを成し遂げよう」とすることであっても、何かのきっかけで矛先を相手に向けることそれ自体が目的とすり替わって亡霊化する。亡霊化した悪意は、促進剤を使ってその相手が対応しにくいように手段をデザインして攻めにいく。相手方というのは、どうしても「想定外」というか「守備範囲外」の悪意が攻めてくるのだから、防戦一方となる。なんとしても分が悪い。

ということを考えながら、最近の気づき2。私の相談スキルは「相手の思考を変化させる」ものとはちょっと違って、「相手の思っていることを促進する」のが一歩本質に近づく説明になるのだろうと思った。要は、ポジティブな気持ちが少しでもあるなら、プラスの方向に伸びていくが、ネガティブな気持ちがあるとそれが促進されて悪意となったり、亡霊化することになる。攻めてくる人に反撃するというスキルとは違って、きちんと気持ちのある人を支えていくことが私のストレングスなのだろう。一方で、苦情の主からは、ネガティブ感情が増幅していくゲートにもなりかねない。要注意です。