日々起こること、考えること、読んだ本のことを、自由に書いています。
人物描写がすごい、と感じる。何がすごいのか、うまく説明できないのだけれども、これだけの登場人物をきちんと書き分けている。それも、人物の説明書きではなく、見た目の描写、語り、それらから見える経験の描写などが、ほかの小説と比べて圧倒的だったから、そう感じたのかな。
いわゆる悪人、事件を起こした当事者にも、家族があって生き様がある。アウトローの生き様とその苦悩を描いている点で、印象的な一冊でした。