図書館シリーズ。予約してから4ヶ月くらい待ちました。いろんな人が読んでいるものと思われます。
あらすじは、もうじき肉牛として出荷される「ぼく」が、お母さんに育てられた牧場へ行って考えるお話。悲しませるためにきたんじゃない、と自分に言いきかせるところ。せめていのちを大切にしてほしい、といったメッセージ。世の中の事実を語りながらも、個と公が交錯してゆらぐ意志を表現しているとでも言うか、私にはなかなか読ませる絵本に思えました。
いろんなご意見もあるようで、賛否両論?と言われているようですが、どうあれ、感じたままでいいんじゃないかな、と思いました。邪推は要らんだろう。こどもにも様々な感情が伝わるのではないかと思える名絵本だと思います。ただ、動物の死という現実をつきつける側面はあるので、人によってインパクトはあるかもしれません。