日々起こること、考えること、読んだ本のことを、自由に書いています。
餓死者が身近にある世界の、とにかく「悲惨」というしかない短編集。何のオチがあるわけではない。検証されうるデータがない、人々が語り、日記にしたためるようなことが次々と紹介される。すべてが事実とは限らないが、しかしながら某国ではここに描かれるような人々の生活があるのだろう。なんとも言えない気持ち悪さが残る内容であった。