私の仕事を一言で言えば「職場適応援助」ということになる。
広くは、就労支援とか雇用支援などという言葉が一般的かつ法律用語にもなっているのだけれども、普段の仕事を振り返ってみると、職場で(対象となる人と職場)の適応を援助する、という方がしっくりとくる。
山梨勤務の最後の半年から、今の東京勤務で「ジョブコーチ事業」の担当として、ジョブコーチを派遣して実施する援助活動を担当しているわけだが、この仕事をしていると、本当に「最前線」で指揮をとる自分がいることを意識させられる。
最近の軍隊の様子はよく知らないのだが、ちょっと前の戦争映画だと「軍曹」に当たる指揮官だろうか。
一般兵を数人率いて、戦線の最前線で泥にまみれながら任務を遂行する。
なんか、東京での仕事は、見た目こそスタイリッシュに見えても、内実はこんな最前線活動のような気がするこの頃である。
会うたびに言うことがコロコロ変わる事業所の担当者と話をしてきたジョブコーチが、「Iyokiyehaさんの悪口というか、不満を言っていましたよ」なんて、うろたえて報告してきても、最近はうろたえることなく、「何て言ってたんですか?」と冷静に。
仕事を辞めたいだとか、無断欠勤とか、事業所の担当者への不満など、起こることを挙げていったらキリがない。
だからといって、感情を殺しているのではなく、あくまで冷静に。
腹の中は「何だこのやろう!」と熱くなっていても、頭は常にクールに。
何事でも最前線では、原則から外れることだって起こりうる。
状況に応じて、時には「ありえない」ことだってやらざるを得ないこともある。
そんな時に、クールでいなければならないのは、「ありえない」中でも「まずい」ことには手を出さず、出させないよう、行動と指揮を調整する必要があると思うから。
最近は、とにかく変数が多い仕事が多いので、できるだけクールに分析してその場その場の判断の精度を上げようとしているのだけれども、時に「Iyokiyehaさんの言うことは、前と違う」などと詰め寄られることもあり、なぜか内側の人間に向かって「なんだこのやろう!」と腹の中が煮えたぎることもあり、無益。
おそらく、Iyokiyehaが理想としている前線指揮官のイメージは、ものすごくストレスフルな方法で、かつ共有されていない人とは、決して相容れることがない、見る人によっては「考え方がコロコロ変わる」と思われることなんだろうと思う。
だから、所内でも語らないといけないし、グサリと突き刺さる言葉もぐっと飲み込んで指示を出す必要もあるのだろう。
「誰のために、何のために」やっている仕事なのかということを忘れたらいけないと、切に思う。