最近、注目されつつも、まだまだ治療・リハビリの体制に地域差のある「高次脳機能障害」について、その障害の基礎と近年の動向について概説されている。
障害については、要所をまとめてわかりやすく表現しており、満遍なく網羅している。
リハビリについても、ごく身近な人への対応を中心に、治療の狭間に陥りがちな理由やそのことへの対応方法まで、丁寧にまとめられている。
障害を学びなおそうプロジェクトの第2弾としての高次脳機能障害。
先日の発達障害とは違い、こちらは本来目的でもある「ハブ」機能満載の書籍だった。
非常に参考になった。
現在、仕事でも高次脳機能障害のケースを複数担当しているので、すぐにでも役立ちそうなこともあれば、もっと視野を広げるための記述も満載だった。
おすすめ度:★★★★☆